住職日記

カテゴリー検索 住職の独り言

花まつり ~思いやりの誕生日にしよう~

 梅が香り、桜が咲き、桃の開く春を迎えると、お釈迦さまの生日、四月八日がやってきます。暦の妙か、辛い冬が去って、いっせいに花々が咲くこの季節に、お釈迦さまはお生まれになのです。  私たちの仏心もまたそうかもしれません。冬 […]

なにかどこか おかしいというか 気持ち悪い…(友人のつぶやき)

以下は私の友人がブログに書いたものです。 ご一読ください。 ------------- 中東各地で勃発している  facebookやtwitterなどのネットツールを介した  反政府・民主化運動の広ま […]

私の眉が、灰色がかっているのがわかりますか?

ダライ・ラマ法王、中国人有識者とテレビ会議で対話(議事録編) 2011年1月4日、ダライ・ラマ法王と中国人有識者がインターネットを通じて対話するテレビ会議が行なわれた。ダライ・ラマ法王はダラムサラの官邸から参加し、中国人 […]

故郷を、奪われた人の祈り

上野駅の電車の発車ベルの音について、こんな話を聞いた。 たまにしか東京には行かないが、いつの頃だったか、電車の発着の音が昔ながらのベルから音楽のようなものになった。 初めて聞いたときは、何だかよく分からず不思議な気がした […]

故郷から、出る人または出た人、あるいは帰れない人の祈り

どこかに帰属する安心がある。 帰属できる場、それを故郷と言うことも出来る。 それが家族や故郷であれば、それはそれでいい。 でも、生まれ育った故郷を失う人も少なくない。 失い方もいろいろある。 自ら出る人、望まないけれども […]

預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ

以前、イエス=キリストの言葉としてこれを読んだ時、ひどく印象に残った。 イエスが生まれ故郷に行った時、「大工の子」と言われて敬われなかったことが伝えられている。キリスト教徒にとっても、後世に伝える印象深いエピソードだった […]

藁道場

今日は総代さんに「藁(わら)道場」という言葉を教えていただいた。 その昔、雪深いこの季節、外仕事のない農村であるこの地域では、家の中で来る雪解けからの農繁期に備えて藁で縄を縒ったそうだ。 しんしんと雪降る中、家にこもって […]

宮坂宥勝猊下~にんじんのお坊さん~ 御遷化

真言教学のみならず、現代仏教の泰斗、偉大な学僧である宮坂宥勝猊下が御遷化なされた。 世寿90歳。 私は、たまたま宮坂猊下が総本山智積院において能化(管長)として在任中に、5年間本山勤めをさせていただいた。 私は直接接する […]

詩  便所掃除

今朝の朝刊でこんな詩を知った。「トイレの神さま」という歌が昨年はよく聞かれたが、この詩は昔の国鉄の職員さんの体験によるものとか。   僕自身そういう世代であるが、いわゆる「キツイ・汚い・危険」が取り除かれてきた […]

謹賀新年

明けましておめでとうございます。   今年が皆さまにとって安らかな日々でありますようにお祈り申し上げます。   年頭に当たり、皆さまにご本尊さまのご真言について、お贈り申し上げます。   真 […]

寒さに弱いお坊さんはやはりイマイチか

正直申し上げて 私は寒さに弱い 子供の頃はそう感じたことはなかったと思うが 30才ころからだろうか 冷気や冷たいものに触れると ヒジョーに不快になる これは修行が足りなくて精神が弛んでいるからだろうか 寒い中で体を動かし […]

晋山式(傳燈奉告法要)

さる31日、第三十五世の長谷寺住職に就任する法要が行われた。 いわゆる晋山(しんざん)式であり、寺に代々継承されてきた法の灯火すなわち法燈を伝え受けることを、本尊、鎮守、祖師先徳(宗祖や長谷寺代々の住職)、檀家、関係諸寺 […]