宮崎の口蹄疫の感染被害が止まらない。
どうしてこんなことになってしまったのだろうか。
牛を育ててきた皆さんにとっても、言葉にならぬ、悲しみ、怒りが収まらないことだろう。
私の友人が、「処分」される牛たちを思って「せめて食べてあげることはできないのか」とブログに書いていた。
近年見直される「食育」。
肉が、どういうプロセスで、生き物から「商品」となって食卓へと届くのか、いのちを学ぶ試みとして各地の学校で「屠殺」の現場におもむく機会が増えているという。
知人に、あるホームページを教えてもらった。
(画面をクリックすると、絵本のように、読み進めていくことが出来ます)
これを読み、感じるところは、さまざまだと思う。
しかし、生活習慣の変化によって、かつて「いただきます」という言葉の生命観からリアリティが見失われている今、「商品としての肉」のきしかたに想像力をひろげる、きっかけになるのではないだろうか。
私の長男が、肉が嫌い、エビが食べられない。
アレルギーではなくて、生きているエビをゆでている、「現場」を
見てしまったから。
次男はその光景を知らないから、いまでも、長男の皿からエビを
もらって、おいしそうに食べる。
他の「いのち」をいただいて、生かされている私たち。
だからこそ、よりよく生きる必要がある。
貧困や戦争、争いのない世界の実現のために、
私が今できることを、続けていきたい。
会社の従業員、道場の子供たち、地域のひとたち、
皆きっと分かってくれる。
そのためにも、今日も、一歩先へ、自分が
歩いていこうと思う。