今日は総代さんに「藁(わら)道場」という言葉を教えていただいた。
その昔、雪深いこの季節、外仕事のない農村であるこの地域では、家の中で来る雪解けからの農繁期に備えて藁で縄を縒ったそうだ。
しんしんと雪降る中、家にこもって藁を相手に手作業をするのだが、一人きりであるいは家族だけでやっていても次第に退屈になってくる。
そこで、謡や俳句の得意な人を「師匠」にして、この季節に習ったそうだ。
それを「藁道場」というのだと。
いいなあ。
総代さんが子供の頃には、まだそんな名残があって、冬ともなれば謡の先生(この地域では「おっしゃん」)の家に集まって若い衆もみな小謡を聴いて習っていたとか。
藁を縒りながら、先生が謡い、「弟子」たちも藁が縄になっていくにあわせて少しずつ謡を覚える。
口に馴染む習い方。
こんなのいいなあ。
藁道場、今の時代では、なかなかこういうのはないなあ。
いいですねぇ
なんて
いい言葉なんでしょうか!
幽黙さま
いいですよね!こんな言葉、現代の暮らしからは自然発生してこない気がします。
すみません
あまりにいい言葉だったので
いただいていってしまいました…(_ _;