長谷観音の桜も、本日とうとう開花。
そうやって忘れられていると、そのうちに句碑の値打ちも分からなくなって「邪魔だからどかそう」ということになってしまいかねません。
ところが、今日は、「川中島平俳諧研究会」の皆さんが、長谷寺の境内に歩く日に案内板を設置してくださいました。
ひとつはこちら。
これは、江戸時代に小林一茶とも交流があって、この更級地域で活躍された俳諧の大物、宮本虎杖(こじょう)の句碑で、寺では「虎杖塚」と呼んでいます。
句は、
観音に誓って花に死なんかな
西行法師を彷彿とさせる世界ですね。アップにするとこちらです。
この句碑を建立したのは、弟子の岩根超悟という方。実は、長谷寺の26世住職さんです。
アップにするとこちら。
先の虎杖は、「天姥(てんば)」と号して、遺言で、超悟がこの号を継ぎました。初代、二代の天姥の句碑があり、次が三代目の天姥の句碑です。
こちら三代目天姥は、地元長谷の宮崎家のご当主さんでした。
この三代の天姥さんたちは、芭蕉の俳風を当地に盛んにしたと言われています、
長谷寺には俳額もたくさん伝えられています。
川中島平俳諧研究会のみなさま、ありがとうございました。
このほかにも、二つ設置していただきました。