長谷寺の寺庭(住職夫人)である岡澤恭子は、お釈迦さまの涅槃図の絵解きをしています。
長谷寺の涅槃図の修復(平成10年)を機に始めました。
最初は、お寺の涅槃会(信州では「やしょうま」といいます)で、参拝される方に少しずつ絵解きしていましたが、ご覧いただいた方の口づてご縁が広がって、最近では県内外のお寺やいろいろな研修会などにお招きいただいて、絵解きをさせて頂くようになりました。
お釈迦さまが亡くなる時の様子を一枚の絵に描く涅槃図。
そのたった一枚の絵から、お釈迦さまの誕生、成長、出家、お悟り、そして弟子たちとの交流、やがて80歳での大いなる死、涅槃。その人生の物語を語る絵解きを通じて、私たちはお釈迦さまその人を思い、またその教えに出会います。
私たち誰しも、生まれ、生き、老い、病み、そして死んでいく人生の中で、家族や伴侶、友たちとの出会いがあり、喜びがあり、また別れの悲しみがあります。
それぞれ掛け替えのない、人生の物語と、お釈迦さまの人生の物語が、絵解きを通じて響きあいます。
宗教学者の釈徹宗先生から、メッセージを頂きました。
絵解きの魅力が示されています。
お読みください。