新年のご挨拶

檀信徒のみなさま、明けましておめでとうございます。
旧年中は何かとお世話になりました。本年も何卒よろしくお願いいたします。

長引く新型コロナ・ウィルスによる暮らしへの影響は大きいですが、私たち一人ひとりが感染対策を心がけつつ、出来ることを広げてまいりましょう。
何かと暗い世相ですが、自分自身がひとつのともし火となって、身近な世界を照らしましょう。それがどんな小さな光でも、この世に闇ではなく、あたたかな光をもたらす人でありたいものです。

疫病の沈静化はもとより、平和で災害のない日々と、暮らし向きの安心を、そして善き人生をともにお祈りしましょう。　

どうか今年一年も、春夏秋冬、折々に観音さまにお参りください。
自分の暮らしの中に、祈りの時を築いていくことは、慈しみや思いやりの心を育むことであり、家族や友人ら縁ある人々への愛情や感謝の心を育てることでもあります。

今年は弘法大師のご誕生1250年

さて本年は、真言宗の教えによる仏法を日本に伝え弘めた弘法大師空海さまのご誕生千二百五十年の記念の年を迎えます。
弘法大師は、日本の歴史に輝く多くの偉人の中でもひときわ輝く巨星です。
その苦悩の青春時代や、仏法に尽くした人生や、そしてその心に触れることは、皆さまの人生や心にとっても、喜びや豊かさを増やしこそすれ、決して損にはなりません。ぜひこのご縁に弘法大師と出会ってください。

長谷寺では、この佳きご縁の年に、寺に所蔵する弘法大師の絵伝の絵解きを新たに行います。
上記の写真の掛け軸に描かれる弘法大師の誕生から入定（入滅）までの物語は、史実を踏まえ、神秘と伝説に彩られる壮大なストーリーです。

その他にも、弘法大師のご誕生を記念して、下記の通り法要やイベントを開催いたします。

近づきましたら、詳細をホームページにてお知らせいたします。

それではこの一年も、祈り、気づき、出会いを大切に、長谷の観音さまのお慈悲の中で生きて参りましょう。

合掌