- 2009年02月22日
白助物語(長谷観音開基伝説を読む) シラとハセ
生まれ清まった者 白助=シラスケ 最後に白助の名前と長谷という言葉について触れましょう。 まずは白助という名前から考えてみたいと思いますが、シラとスケを分けて考えてみます。先に「助=スケ」 […]
生まれ清まった者 白助=シラスケ 最後に白助の名前と長谷という言葉について触れましょう。 まずは白助という名前から考えてみたいと思いますが、シラとスケを分けて考えてみます。先に「助=スケ」 […]
旅の終わり その後九ヵ年を経て、くたんの本尊の左手忽然として失せぬ。時天くもり山幽にして、翁が家を巻き覆い、夜中に及んで件の女房の云う。我は是れ長谷寺の地主瀧蔵権現なり。大聖の御使に此の所に来れ […]
旅から還って 夢さめて下向しけるほどに、初瀬の里、森というところにて、童子一人具したる女に合ぬ。みめことからゆゆしくして、立ち寄るべき様もなし。翁兎角親しみ依って […]
旅の深まり 翁かの説法の詞にしたがって、当山(※奈良の長谷山)に尋ね入るに、寳石いまだ顕はれ給わざる前なれば、堂舎もなく、本尊もいまさず。ただ茫然として山に向かうほどに、中心に當って光を放 […]
旅の始まり 仁王三十五代、舒明天皇の御宇に、当寺(※大和長谷寺)の宝石も観音も、いまだ顕れたまわざる前一百年ばかりに、信濃国更級郡姨捨山のほとりに、允恭天皇六代の孫、白介 […]
来年は善光寺様の御開帳です。 しかし、どうして本尊を隠してしまうのでしょう。考えてみると、不思議です。仏教は「偶像」を大切にしているわけですが、これが秘仏というあり方になってくると、簡単に偶像崇拝とも言い切れなくなる。 […]
昨日、ダライラマ法王事務所日本代表部のラクパ・ツォコ代表が、善光寺にお参りに訪れた。 善光寺さまの聖火リレー辞退に対する感謝の意を伝えるためである。 僕は聖火リレーの辞退にともない営まれた追悼法要に友人の僧侶17名と参加 […]
先日、母の一周忌の法事が営まれた。 時の経過を早いと感じたり遅いと感じたり、人間は時計の針の運行のようにはいかない心の流れを持っている。 わけても日本語の『とき』という言葉には、解く、溶く、融ける、ほどけるなどと通じる語 […]