1月は往ぬる、2月は逃げるで、あっという間に3月になりました。
雪で真っ白だった信州も、春の光で久しぶりに地面が顔を出しました。
さて、毎年恒例の3月15日涅槃会の絵解きですが、
住職とコロナウイルスの状況を見つつ慎重に検討してまいりましたが、
残念ですが今年も中止とさせていただくことになりました。
長野県の「まん延防止等重点措置」は今のところ3月6日までとなっていますが、
その先どうなるか予想できず、減少傾向にあるものの長野県の新規陽性者数は
本日3月1日でも329人。
絵解きには毎年、ご年配の方も多く来られますので、
せっかくいらしていただいてもしも・・・と思うと、
リスクを取ることはできないという判断になりました。
たくさんの方にお問い合わせをいただいておりました。
ご遠方の方、ずっと楽しみに待っているとおっしゃって下さった方、
ぜひお子さまに聴かせたい、とお電話下さった方・・・。
お問い合わせ下さった皆さま、本当にありがとうございます。
来年こそは、お釈迦さまのご命日に涅槃図の絵解きができますように!
たくさんの方が、お釈迦さまの涅槃図とその絵解きに出合って下さいますように!
3月15日の絵解きでは毎年、胸に響いてくる笛の生演奏とともに、
お釈迦さまのご生涯や、お釈迦さまのメッセージを語っていきます。
どうぞまた、絵解きを聴きにいらして下さいね。
お釈迦さまが、沙羅の木の林で、「限りのある人生を精一杯よく生きよ」と
あなたに語りかけて下さるかもしれません。
中止を知らずにおいでになった方のため、
3月15日当日は涅槃図を掛けておきます。
長谷寺の涅槃図は、地方にあるものとしては最大級の涅槃図のひとつで、
「涅槃図には描かれない」と言われる猫もいる珍しい涅槃図です。
涅槃図を見るだけでも、という方は10時から16時の間にどうぞお越しください。