5月8日まで開かれていた、6年に一度の長谷寺の御開帳。
期間中は毎日2回、「白助物語」の絵解きをさせていただいておりました。
「白助物語」は、鎌倉時代から伝わる古い物語。
信州長谷寺がどのようにしてできたのかを伝えるお話です。
この長谷の地に住んでいた白助さんは、
善光寺如来のお告げで奈良の長谷に行きます。
そこで千日ひたすら祈り続けると、夢に金色の観音さまが現れます。
観音さまは「そなたの祈りは私に届いた。私がそなたを導こう」とおっしゃいました。
この場面を語るとき、私はいつも何かぞくっとします。
白助さんは、観音さまに導かれ、水の女神の助けを受けながら、様々な苦難に打ち勝ち、ついにこの土地に信州長谷寺を建てるのです。
今からおよそ1400年前のことでした。
悲しいことも淋しいこともあった白助さんの人生。
それでも白助さんは、「誰もが祈れる場所を作りたい」と願い、祈り、行動し、とうとう願いをかなえたのです。
この「白助物語」を、篠ノ井有線放送でお話させていただけることになりました。
☆放送日:①5月30日(月)夜7時40分~
②5月31日(火)朝6時40分~
地元情報ですが、このお話を知っていただけると嬉しいので(^^)。
お聴きになれる方は、ぜひお聴きくださいませ。