秋の気配をさがして

暦が9月になり、急にひんやり涼しくなりました。
気温はまた少し戻るようですが、行きつ戻りつして、少しずつ秋になっていくのですね。

秋! 1年でいちばん好きな季節!
光が柔らかな金色になり、空は高く澄み、風が透きとおってゆく季節。夏が終わりに向かう頃から、視覚・聴覚・嗅覚・肌感覚、全てを研ぎ澄ませて、秋の気配をさがすのです。

ラジオで「ススキの開花宣言」も聞き逃しませんでした。
そして長谷寺では、白や紅の萩が咲き始めました。

小さな花が咲いた!
長谷寺の白萩

萩は生長が早く、数年で抱えきれないほどこんもりと大きくなります。長く伸びた萩の枝が、風に優しく揺れる様は、「萩」の字のとおり秋らしい風情。

観音堂の横の萩は、ひと足早く
滝のようにこぼれんばかり

萩やススキを籠にいけて飾ると、家の中にも秋の風が吹きます。
お寺の大玄関の飾りも、夏から秋へ。

8月の大玄関飾りは、月遅れの七夕と金魚の風鈴
短冊には「みんなが幸せでありますように」
9月はお月見うさぎに模様替え

これから秋の気配をたくさん見つけて、ご報告していきますね!

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