11月の可愛いお参り

今日で11月も終わりですね。
11月は、お寺にお参りに来られる方の平均年齢がぐっと若くなる季節。
どのくらい若くなるかというと、3歳、5歳、7歳…。
そう、七五三参りです。
今年もたくさんの七五三のお参りがありました。

お着物やスーツやワンピースなどの晴れ着を着て、嬉しそうな誇らしそうな顔をしたお子さんたちが、お父さんやお母さんに手を引かれて、にぎやかにお寺の石段をのぼってこられます。高い笑い声が空に響いて、お迎えするこちらも大きな笑顔になるのです。

観音堂での
七五三の御祈祷

長谷寺では、住職が一家族ずつ丁寧に七五三の御祈祷をさせていただいています。
この日お参りになったのは、3歳の女の子。 
まだ3歳なのに、御祈祷の間ずっと、住職から受け取った金色の五鈷杵をしっかり持って小さな手を合わせていました! 
その姿に、親ではない私までじーん・・・。

小さなお子さんが
いっしんに手を合わせる姿は
ハッと大人の胸を打ちますね

今日のことをちゃんと覚えていなくても、この日、皆から注がれた愛情が、お子さんの中にあたたかな灯としてずっと残ることでしょう。
この日、皆で心からこのお子さんの無事成長を祈ったその祈りが、きっといつまでもお子さんを守り続けることでしょう。
どうか幸せに成長されますように!

御祈祷の後、千歳飴とささやかなプレゼントの袋を差し上げます。ボールやおもちゃ、シールブックや塗り絵、小さなお弁当箱などなど・・・。今度のお子さんは何が好きかなぁ♡とプレゼントを選ぶのも、11月のお楽しみのひとつでした。

さあ、11月も今日で終わり。
何かと慌ただしい12月がやってきます。この時期私が繰り返し唱える言葉は、「ともあれひとつひとつ」。
27日には初雪も降りました。あたたかくしてお過ごし下さいね。

橙色に輝く
晩秋の山の木々

 

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