いよいよ今年も残りわずか。
長谷寺の今年の行事も、おさめの縁日を残すのみとなりました。
そのおさめの縁日は、雪。
5センチくらい積もったでしょうか。
すでに初雪は舞いましたが、しっかり積もったのは今シーズン初めて。
雪の中を、たくさんの方がおさめの縁日にいらして下さいました。
冷え込む予報だったので、今月のえんにちカフェは「しょうが湯」。
「あったまる~」「甘くて美味しい!」と喜んでいただけました。
そんなにぎやかな中での、ご年配の女性Aと男性Bの会話。
女性A「わ~、ほら見て、えんにちカフェだって!」
男性B「え!にんにくカフェ!?」
女性A「にんにくじゃないよ!しょうがでしょ!」
男性B「にんにくカフェなのにしょうが!?」
どこから突っ込んでいいのやら、知らない方どうしも思わず笑いあって、
和やかな「えんにちカフェ」(にんにくカフェ)でした。
「よいお年を!」とお参りの方を見送って、ふと見上げると・・・
なんと樹々が、まるで満開の真っ白な花を咲かせたようだったのです!
山の樹々もみんな、真っ白な雪の花が満開でした。
何かのごほうびのような、息をのむような美しさでした。
そして夕方、回覧板をお届けに降りると、
まだ明るさの残る夕空に、まあるい白い月が上がってきていました。
何の音もないキーンと冷えた夕方の空気の中で、
白く輝き始める月は、何だか祈りのようで、
ああ、今年ももうじき終わるんだなあ・・・という感慨とともに
思わず手を合わせたのでした。