4月16日から始まった御開帳も、いよいよ明日で最終日。
ゴールデンウィーク後半はお天気にも恵まれ、
たくさんの方がお参り下さいました。
ご参拝下さった皆さま、ありがとうございます。
最終版は、寺宝展のご案内です。
本堂では、県宝の端正な地蔵菩薩さまをはじめ、
大きな「釈迦涅槃図」や、これまた大きな「弘法大師行状図」など、
ふだんはお出ししていない長谷寺の寺宝を公開しています。
そのひとつに、江戸時代に描かれた「源平合戦図」があります。
源平合戦の名場面12枚がずらりと並んでいるのですが、
その中に、NHKの「鎌倉殿の13人」で大人気となった
木曽義仲の、最期の場面があるのです。
左下に描かれるのが、主従二騎になった木曽義仲と今井四郎。
松原も描きこまれています。
中央に見えるのが、巴御前です。
「平家物語」の悲しい名場面ですね。
高校1年の時、古文の実力テストでいきなりこの場面が出され、
あまりの内容に、テスト用紙にぽとぽと涙が落ちて
問題を解くどころではなかったのを思い出します。
実は長谷寺は、木曽義仲に焼かれているのですが・・・これまた涙。
寺宝展をまだご覧になっていない方は、
明日5月8日が最終日です。
観音さまにお会いしつつ、
寺宝展にもどうぞ足をお運びくださいませ。