祈りを届けた秋分祭

少しずつ秋の気配・・・と思っていたら、いっきに肌寒いような気温になり、びっくりしますね。

お彼岸の三連休、皆さまいかがお過ごしですか?
雨は大丈夫でしたでしょうか。

石段脇の彼岸花

長谷寺では、秋分の日に、「長谷寺秋分祭」がおこなわれました。
今年も、コロナのため広く告知はせず、小さなお祭に。

この世(此岸)とあの世(彼岸)が
最も近くなると言われるこの日。

長谷寺の境内やご本堂は
通常とは雰囲気の違う飾りつけがされ、
この世とあの世の境をただようような
不思議で美しい空間が生まれました。

山門をの向こうは違う世界。
この世にありそうでなさそうな花が、こちらを見ています。

山門の奥は
不思議な世界

ご本堂の中では、奉納演奏や演舞がおこなわれました。
澄んだ歌声や笛の音が、やわらかくあたりをつつみます。

秋分祭の最後は、万燈会。
1人1人が願い事や祈りを記した燈が、ご本堂の正面に供えられ、明るく灯ります。

ご本堂での万燈会

住職が唱えるマントラが、ご本堂に響きます。
きっと、あの燈の向こうが、彼岸。
そう感じながら、
どうぞ皆が穏やかな日々を過ごせますように・・・
祈りを届けた秋分祭でした。

此岸と彼岸の
あわいを照らす燈
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