今日のわざをなし終えて

長谷寺から見える山々と
冬の淡い夕焼け

前回もチラッと書きましたが、私は毎日、今日することを全てノートに書き出しています。
もう何十年も続く習慣です。
できたものは、赤線を引いて消していきます。

天然ボケなので、うっかり忘れないようにというのもあるのですが、それよりも、さらさらとこぼれてゆく今日を大切に生ききりたいのです。

先日、片づけものをしていた夕方、ラジオからこんな歌が流れてきました。

♫遠き山に 日は落ちて
星は空を 散りばめぬ
今日のわざを なし終えて
心軽く 安らえば
風は涼し この夕べ
いざや楽しき まどいせん

ドボルザークの「新世界より」第2楽章のメロディーに、日本語の歌詞をつけたものだそう。

「今日のわざを なし終えて
心軽く 安らえば」
ああ、そうだ、私はこの1日1日を、そんなふうに生きたいと願っているのだなあ…としみじみ思いました。

「まどい」は円居・団居で、心安らぐ団らんのこと。

優しい祈り

都会で働くひとも、田舎で暮らすひとも
人生の航路に乗り出したばかりのひとも
旅路をゆっくり終えようとしているひとも
全ての人が、それぞれの今日なすべきことをなし終えて
1日の終りに心安らぐひとときを持てますように✨

そんなふうに今日1日を生きられますように、祈ります。

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