- 2014年02月25日
チュンダよ、自分を責めるでない
季節はめぐり、二月ももう終わろうとしています。信州も、3月15日には月おくれのお釈迦さまの涅槃会(やしょうま)を迎えます。涅槃会は、お釈迦さまと弟子たちとのお別れの時です。
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季節はめぐり、二月ももう終わろうとしています。信州も、3月15日には月おくれのお釈迦さまの涅槃会(やしょうま)を迎えます。涅槃会は、お釈迦さまと弟子たちとのお別れの時です。
お釈迦さま降誕会。訪れる春を感じ、咲く花を喜ぶ。そんな「萌す季節」にお釈迦さまの誕生を思う。わかば萌えいづる大地に、ニョキリと新芽が出てくるように、私たちの菩提心の大地に小さな仏が生まれる。その小さな仏心を、我が心の荒地に見つけた宝、かけがえのない無二の宝、天上天下唯一の宝を得たと思って、喜びの甘露を濯ごう。
観音菩薩の本願とは、大悲心によって衆生を救うことであり、大悲とはマハー・カルナーすなわち大いなる同悲同苦の心です。とすれば、羅刹世界に観音さまを呼ぶということは、奪い合いの世界に分かち合いの心、愛や思いやりを呼び覚ます、ということですね。
神に触れる 詩人の山尾三省さんの「森の家」という詩の一節にこんな詩があります。ご自分の子「閑ちゃん」が生まれたばかりのころの詩です。 * やわらかな 閑ちゃんの体の熱がそのまま膝に伝わり 嬰児(あかちゃん […]