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花の世を見すまして死ぬ仏かな    一茶

涅槃会や皺手合わする数珠の音   芭蕉 涅槃像仏一人は笑ひけり   子規 ■ いにしへの別れの庭にあはぬ身はおくれて濡らす墨染めの袖   明恵上人 ■ まもなく、2月15日。 国際的には、仏教徒と見られる日本人ではあるけ […]

私の眉が、灰色がかっているのがわかりますか?

ダライ・ラマ法王、中国人有識者とテレビ会議で対話(議事録編) 2011年1月4日、ダライ・ラマ法王と中国人有識者がインターネットを通じて対話するテレビ会議が行なわれた。ダライ・ラマ法王はダラムサラの官邸から参加し、中国人 […]

宮坂宥勝猊下~にんじんのお坊さん~ 御遷化

真言教学のみならず、現代仏教の泰斗、偉大な学僧である宮坂宥勝猊下が御遷化なされた。 世寿90歳。 私は、たまたま宮坂猊下が総本山智積院において能化(管長)として在任中に、5年間本山勤めをさせていただいた。 私は直接接する […]

謹賀新年

明けましておめでとうございます。   今年が皆さまにとって安らかな日々でありますようにお祈り申し上げます。   年頭に当たり、皆さまにご本尊さまのご真言について、お贈り申し上げます。   真 […]

観音@ハツセ考

観音@ハツセ考   風に乗った種が飛来し、異国の大地に根づく。   今では珍しくなくなった花が、帰化植物であることを知り意外に思うことがあるように、風景に融け込んでしまった仏教もまた、外来種であり、い […]

漢字と仏像

宗派の講習会で、興味深い講演を聞いた。 仏教の公伝にまつわる話だ。 日本に仏教をもたらしたのは、正史においては百済の王によって西暦552年という。 ところが、百済に仏教が伝わったのは、それより160年以上前だという。 そ […]

貪る母、餓える母、与える母

母のことを書いてみようと思う。それは遥か二五〇〇年以上も昔の、目連という男とその母、そして釈尊との話である。 その前に触れてみたい唄がある。歌手の中島みゆきさんの「帰省」という唄だ。    帰省   […]

DalaiLama said, “I do not know”.

2008年の4月19日のブログに、こんなことを書いた。 --- ◇僕の夢 僕は夢見ている。 いつか、ダライ・ラマ14世が善光寺様にお参りにいらっしゃることを。 そして、善光寺一山の和尚様たちを中心にして、日本中のお坊さん […]

葬式は、要らない、か?

宗教学者の島田裕巳さんが『葬式は、要らない』という本を出版し売れている(と、今朝の新聞広告に書いてある)。 実はまだ読んでいないから感想や書評というわけではない。 以前、島田さんの「戒名」についての本を読み考えさせられる […]

ローマ宣言とチベット

今日、チベット問題は暗礁に乗り上げている。 国際的な中国の地位向上に比例して、その問題の解決に向けて他国は中国政府に言い難い状況が進む。 その一方で、中国は国際社会での存在感が増すにも関わらず、この問題を解決しないでいる […]

森獏郎さんと公開対談

もう終わってしまったので宣伝ではありませんが、12日に千曲市の「アートサロン千曲」で、板画家の森獏郎さんと「木喰」をめぐっての対談をしました。 といっても、私は木喰仏についての見識もなく、それについての強い関心を持ってい […]

戦略局とか戦略的とかって、どうよ

最近、いろんな場面で使われる「戦略的云々」という言葉。 これって、どうなんでしょう。こういう表現でしか、伝えられないものなのかな? 例えば、私たちの真言宗智山派には教化部という仏教の教えを世に広めるための専門部署がありま […]